Civil Society Southern Thailand
Issue 28

ภาคประชาสังคมในสามจังหวัดชายแดนภาคใต้ของประเทศไทยกับรัฐอ่อนแอ

ในอุดมคตินั้น บทบาทของรัฐบาลควรอำนวยความสุขและสวัสดิภาพแก่พลเมือง  วางกฎกติกาเพื่อคุ้มครองพลเมืองจากความขัดแย้ง รวมทั้งบังคับใช้กฎหมายและสร้างความเป็นระเบียบเรียบร้อย  มิฉะนั้นแล้ว ความขัดแย้งอย่างรุนแรงระหว่างรัฐบาลกับพลเมืองอาจเกิดขึ้น  ในทางทฤษฎีนั้น ภาคประชาสังคมอยู่นอกภาครัฐ  แต่การมีธรรมาภิบาลที่ดียากจะแยกขาดจากภาคประชาสังคม  กระนั้นก็ตาม รัฐที่อ่อนแอคือผลที่ตามมาเมื่อรัฐบาลไม่สามารถจัดการความรุนแรงภายในประเทศและเมื่อรัฐไม่สามารถกระจายจัดสรรผลดีทางการเมืองแก่พลเมืองของตนอย่างถ้วนหน้า  นี่คือกรณีที่เกิดขึ้นในประเทศไทย นับตั้งแต่วันที่ 4 มกราคม 2547  พื้นที่จังหวัดชายแดนภาคใต้ของประเทศไทยต้องเผชิญกับความปั่นป่วนทางสังคม  องค์กรภาคประชาสังคมเติบโตอย่างต่อเนื่องเพื่อตอบโต้ต่อการที่รัฐบาลไม่สามารถคุ้มครองชีวิตและทรัพย์สินของประชาชนในสามจังหวัดชายแดนภาคใต้  รัฐบาลไทยมักกระทำการลับๆ ล่อๆ  ยุยงให้ประชาชนในพื้นที่คอยสอดแนมกันเองโดยใช้ยุทธศาสตร์กองทัพที่เรียกว่า “ยุทธการข้อมูลข่าวสาร (Information Operations—IO)  การใช้ IO ผ่านเพจปลอมในเฟซบุ๊กที่เน้นการสร้างเนื้อหาเพื่อเผยแพร่และกระตุ้นให้เกิดความเกลียดชังต่อเครือข่ายของฝ่ายกบฏขบวนการแนวร่วมปฏิวัติแห่งชาติมลายูปาตานี (Barisan Revolusi Nasional Melayu Patani) หรือ  BRN-Coordinate นอกจากนี้ […]

Civil Society Southern Thailand
Issue 28

タイ深南部の市民社会と弱い国家

理想を言えば、政府の役割は国民に福利をもたらす事、すなわち、規範を作り、国民を紛争から守り、法と秩序をもたらす事であるはずだ。 そうでないなら、政府と国民の間には武力衝突が生じる可能性がある。理論上、市民社会は国家の枠外に存在するが、これを良い統治と切り離して考える事は難しい。だが、政府が国内紛争への対応に失敗し、政治財を国民に供給する事ができなければ、最終的には弱い国家となる。タイの場合がこれに当たる。 2004年1月4日以来、タイ深南部は社会不安に直面してきた。市民社会団体は、南部国境県の住民の生命や財産を保護する力の無い政府に対処するように、着実に成長してきた。タイ政府は秘密裏の行動をしている。政府は「情報作戦」(IO/Information Operations)という軍事戦略を用い、この地域の人々が互いに監視し合うように仕向けた。 架空のFacebookページを通じて行われるIOは、コンテンツの拡散と、反政府ネットワークであるパッタニ・マレー民族革命戦線(Barisan Revolusi Nasional Melayu Patani)、BRNコーディネート(BRN-Coordinate)に対する憎悪の扇動を中心としている。架空ページは、BRNコーディネートを支援する個人や組織(学者やNGOなど)の割り出しにも利用される。タイ王国国内治安維持部隊(Internal Security Operations Command)は、IOが10年以上にわたる軍事行動の一環である事を認めた。これはより多くの問題を市民社会にもたらし、国民がこの地域の和平プロセスに関与する事を一層困難にしている。 コロナウイルス感染症まん延の渦中は、タイ政府とBRNが敵対するタイ深南部の和平構築の絶好の機会があった。2020年4月3日にBRNコーディネートは、医療援助が必要な人々を救助する余地を設けるため、武力衝突を終結させるという声明を発表したが、この唯一の条件は、タイ政府が軍事活動を再開させない事であった。 …「今回、BRNは人道的理由により、全ての活動を停止させる。理由は、全人類の大きな敵がコロナウイルス感染症であると気が付いた事だ」BRN中央事務局(BRN’s Central Secretariat)のものとされる声明は、そのように伝えた。 南部国境県の平和を目指す仏教徒ネットワーク(the Buddhist Network for Peace in the Southern Border Province)の代表で、タイ最南部市民社会協議会(the Civil Society Council of Southernmost Thailand)の元副議長でもあるルクチャット・スワン(Rukchat Suwan)氏は、4月5日、個人のフェイスブックに「タイ政府関係者が攻撃を仕掛けていない限り」、誰もが参加することを喜んでいるためタイ政府はこの声明を無視してはならないとのコメントを投稿した。2004年にタイ南部各県で武力衝突が発生して以来、「南部国境県の平和を目指す仏教徒ネットワーク」は、南部国境の県に住む仏教徒で結成された。南部国境の3県で平和的に共存する方法の理解を深め、問題解決のための方法としての暴力を拒否するために、平和を目指し、すべての仏教徒のための援助を行っています。 権威主義的な国家の姿は、2020年4月30日のパッタニ県ノーンチック群(Nong Chik […]

Issue 28

Kingdom’s Edge by Richard Humphries

My journey into Thailand’s deep south began in late 2005 with a minivan journey from the southern Thai city of Hat Yai to Pattani. I was living in Malaysia at that time, and about to […]

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Issue 27

อิสลามกับภาษายาวี: อาณาบริเวณสำหรับการแสดงออกและส่งเสริมอัตลักษณ์มลายูในกลุ่มจังหวัดชายแดนภาคใต้ของประเทศไทย

ตามคำนิยามของ Funk (2013, p.15) “อัตลักษณ์คือมโนทัศน์ของตัวตนหรือของกลุ่มที่บ่งบอกว่าการเป็นตัวเองหมายถึงอะไร”  อัตลักษณ์เป็นหัวใจของความขัดแย้งยืดเยื้อระหว่างรัฐบาลไทยกับผู้ก่อความไม่สงบชาวมลายูในกลุ่มจังหวัดชายแดนภาคใต้ของประเทศไทย (อันประกอบด้วยจังหวัดปัตตานี ยะลา นราธิวาสและบางส่วนของจังหวัดสงขลา)  อัตลักษณ์มีส่วนชี้นำลักษณะของความสัมพันธ์ระหว่างชาวไทยที่เป็นชนกลุ่มใหญ่กับชาวมลายูที่เป็นชนกลุ่มน้อยด้วย  รัฐบาลกลางส่งเสริมอัตลักษณ์แห่งชาติของชาวไทยที่เป็นชนกลุ่มใหญ่มานานแล้ว โดยเน้นย้ำลักษณะเฉพาะของคนไทยบางประการ เช่น ชาติพันธุ์ไทย ภาษาไทย ประวัติศาสตร์ไทยและศาสนาพุทธ  ทั้งนี้เพื่อก่อให้เกิดความเป็นอันหนึ่งอันเดียวในหมู่ประชาชนและสร้างชาติที่แข็งแกร่ง (Abuza, 2009; Aphornsuvan, 2006; Chalk, 2008; McCargo, 2008, 2009; Melvin, 2007; NRC, 2006; Pitsuwan, 1982; Storey, 2007, 2008; […]

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Issue 27

イスラーム教とヤーウィ語 ―タイ深南部におけるマレー系アイデンティティの表現と推進のための領域

ファンク(Funk)(2013, p.15)によると、「アイデンティティとは、自己、あるいは集団、それ自身のあり方にまつわる概念だ」。アイデンティティはタイ深南部(パッタニ(Pattani)、ヤラー(Yala)、ナラティワート(Narathiwat)とソンクラー(Songkhla)の一部)において、タイ政府とマレー系武装勢力との長引く紛争の核心に横たわる。これは主要民族のタイ人とマイノリティであるマレー系住民との関係性も形成している。中央政府は長い間、主要民族であるタイ人の国民アイデンティティを推進し、タイ人の典型的な特質として、タイ人のエスニシティやタイ語、タイの歴史や仏教などを強調し、国民統合と強力な国造りを目指してきた(Abuza, 2009; Aphornsuvan, 2006; Chalk, 2008; McCargo, 2008, 2009; Melvin, 2007; NRC, 2006; Pitsuwan, 1982; Storey, 2007, 2008; Yusuf, 2006)。ところが、このようなタイ人的特質の強調は、非タイ人マイノリティ、とりわけタイ南部のマレー系マイノリティの周辺化をもたらした(Kelman, 2004)。この関係性の負の性質が、分離主義を目標としたマレー系武装勢力の活動を育んだと言う事もできる。 本論で焦点を当てるマレー系アイデンティティの肯定的な側面は、日常生活における宗教や文化の領域で実用的な役割を果たすもので、政治的独立を求める闘争とは距離を置いている。事実、この実用的な役割は、現在の政治情勢の中でマレー系アイデンティティの表現と推進を可能とする安全空間を代表するものだ。深南部におけるアイデンティティ表現のための二つの現代的な領域について論じる。それらは青少年活動、とりわけ、アイデンティティ推進に増々重要な役割を担うようになったオンライン空間での活動と、伝統的なタディカー(Tadika)というイスラーム教就学前教育施設である。 マレー系アイデンティティの表現と推進 マレー系アイデンティティの要となる構成要素は、主要民族タイ人のアイデンティティが、タイ民族の国家や仏教、王室を中心に形成されたのとは異なる(McCargo, 2012)。近年の実地調査から気付いた事は、マレー系住民が彼らのアイデンティティを定義する際に大抵、宗教と言語の二つの要素を根拠にしている事だ。まず、マレー系の情報提供者は、自分たちのアイデンティティの主な要素としてイスラーム教を挙げる事が最も一般的だ。イスラーム教の装いや身なりは特に強調される。これは深南部のマレー系住民の大半が、スンニ派イスラーム教徒である事を考えれば当然の事だ。 情報提供者の一人で、地元ジャーナリストのムハンマド(Muhammad)が言うように、他の二つの紛争要件である「土地とマレー人のエスニシティ」に比べれば、「宗教は紛争要件として最も脅威が少なく、国家から最も容認されている」。 事実、「エスニシティ」に対する明確な言及は、どの情報提供者の自己定義にも欠けていた。むしろ彼らは、現地語であるヤーウィ語が深南部のマレー系である事を示す重要な指標だと繰り返し述べた。 マレー系の人々が自らのアイデンティティを隠そうとする度合いは、国レベルでプラユット・チャンオーチャー将軍率いる軍部に支配された政権が続き、深南部では政策に対する軍部の統帥権と支配が続くにも関わらず、この数年の間に驚くほど低下した。だが、マレー系のアイデンティティが軍事政権下で興隆したからといって、驚くような事だろうか?第一、宗教の自由は最新の憲法で保証されており、その憲法の策定にはプラユットが力を貸したのである。第二に、プラユット将軍は「文化的多元主義」を宣言し、これを深南部での紛争解決の政策ガイドラインとしている(NSC, 2016)。この宗教の自由が改善された状況を称え、情報提供者の一人は「国家がさらなる空間を開放する(なら)」地域の人々は自分たちのマレー系アイデンティティを「自由に表現する」事ができると言った。 ヤーウィ語の使用とイスラーム教の服装は「もはや政府によって禁じられていない」どころか、一層推進され、「この4、5年のうちに、マレー系アイデンティティを特色付け、より強化する」事となった。 青少年活動は、このアイデンティティ空間の開放に特に良く反応し、イスラーム教とヤーウィ語の実践を推進する重要な機構となりつつある。マレー系の青少年(15歳から30歳)は、増々自分たちのアイデンティティを意識し、これを守る上で積極的な役割を果たすようになった。青少年団体はオンラインの文化的キャンペーンに携わり、何百人もの人々を動員し、彼らに特別な機会や宗教的祭事、例えばハリ・ラヤ(Hari Raya)祭という、アラビア語で「イード(Eid)」とも呼ばれるラマダーン明けの祭事などで、イスラーム教的な服を着用させた。 青少年の活動家たちは、ヤーウィ語のレベルや質が低い事にも懸念を示し、ヤーウィ語を使用できる地元民の数を増やそうとした。マレー系の人々のヤーウィ語使用能力には、大きく分けて三つの集団がある。一つ目のマレー系の大半の人々は、簡単な、あるいは「口語体」レベルのヤーウィ語が使用できると考えられる。つまり、彼らが話したり聞いたりする事のできるヤーウィ語の単語数は限られたものでしかない。二つ目の比較的少数集団であるマレー語の学者や研究者たちは、ローマ字綴りを書く事ができる。これは彼らがマレーシアかインドネシアのいずれかでマレー語を勉強し、正式な教育を受けたためだ。三つ目の最少集団は、大半が年配のマレー系有識者であり、(バハサ・マレーシアに対して)ヤーウィ語を話し、聞く能力に加え、ヤーウィ文字を書く能力がある。 青少年活動のダイナミクスは、デジタル・ネットワークやオンラインのプラットフォームに現れる。ヤーウィ語の独自性を守ろうと志すフリーランスのアーティスト、ディン(Ding)は、ヤーウィ語のコンピューター用無料フォントを作成したが、これは現時点では唯一入手可能なヤーウィ語フォントだ。彼のヤーウィ語フォントは大いにダウンロードされ、青少年や政府関係者、民間企業などによって使用されている。それはFacebookのページ、広告用のラベルや掲示板、看板などに見られる。また、ディンは友人たちと協力し、ヤーウィ語の辞書を作る取り組みの一環として、徐々にヤーウィ語の単語を収集している。さらに、ニュースや漫画のストーリーなど、ヤーウィ語のメディア素材の数も、オンラインサイト上で増加している。ムハンマドはこの理由について、「若者たちには異なるコミュニケーション手段があり、それらがより『オンライン』である一方、旧世代の活動家は『オン・グラウンドな手段』を発動させる事が多い」ためと説明した。 […]

Issue 5

Peace Demands Trust and Truth

In this 25 March 2004 Bangkok Post commentary, Assistant Editor Sanitsuda Ekachai connects unrest in the South and the 14 March disappearance of civil rights lawyer Somchai Neelapaijit with other recent disturbing events in Thailand – the […]